私は試してみたいことがありました。
冬になり、ミジンコの姿が消えてしまったペットボトル。
果たしてミジンコは全滅してしまったのか、それとも休眠卵になっただけなのか。
ずっと試してみたかったんです。
そしてこのたび、ついに実行しました!
結果を先に言ってしまうと、冬に姿を消したミジンコたちは全滅ではなく休眠卵になっていただけでした!
この記事では、冬になり休眠卵になっていたミジンコたちを、再度孵化させた方法を紹介していきます。
まだ試したことがないミジンコブリーダーのみなさんは、ぜひ試してみてください!
目次(タップして開く)
再孵化までの過程
あらかじめ得ていた知識として、ミジンコは休眠卵になると、暖かい季節になって水温が上がっても自然に孵化はしにくいということです。
実際、冬にミジンコの姿が見えなくなったペットボトルのままでは、暖かい季節になりましたがミジンコの姿は見られませんでした。
再孵化を促すためには、ミジンコの休眠卵に環境の変化などの刺激を与える必要がありそうです。
底に溜まった滞留物を採取して、新しいペットボトルへ
休眠卵に刺激を与える方法として手っ取り早いのが、水を入れ替えることです。
手順としては、増殖用ペットボトルの底に溜まった滞留物を採取して、新しいペットボトルに移し、そこに新しい水を入れるという形をとりました。
新しいペットボトルに滞留物を移し、新しい水を入れたのが以下の画像です。
この状態で2~3日待ってみて、果たしてどうなるのか。。
実験中はひさびさに胸が躍っていました笑
私は観察しやすいように新しいペットボトルに移しましたが、単に増殖用ペットボトルの水分を抜いて新しい水を入れるだけで再現できるかと思います。
2日経過したペットボトルがこちら
結果はご覧の通りで、早速元気なミジンコたちがペットボトルの中で暴れまわっています笑
うわ~!!ホントに孵化した!!!
ミジンコかわいすぎる!!
心はまるで少年。
ミジンコちゃんたち、生まれてきてくれてありがとう!
実験は大成功でした!
ミジンコは死んでいない。ただ眠っているだけ
今回の教訓は、ミジンコの姿が見えなくなっても、実は泥臭く休眠卵になって生き残っているということです。
冬になるとミジンコの増殖が難しくなるのは確かですが、だからといってペットボトルを処分してしまうとせっかくの休眠卵も捨ててしまうことになります。
増殖が難しい冬の間もペットボトルは捨てずに取っておいて、また春になったら孵化してやるのが良いと思いますよ!
ミジンコはペットボトルで増殖するのが手軽です
ミジンコはペットボトルで増やすことができます。
必要なもの・作り方・維持の方法は、下記の記事で解説していますのでよろしければご覧ください。